「お家にシンボルツリーを植えたいけど、どんな木がいいかな」
と悩んでおられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特にこの季節。庭木を選ぶ上で注意したいことのひとつに「耐寒性」があります。
寒冷地では耐寒性のない庭木だと枯れてしまうことも・・・。
ちなみに、寒冷地とは明確に定義されているわけではないようですが、
・北海道
・東北地方
・信越地方
広義では、これに加えて北陸地方や岐阜県北部(飛騨地方)、近畿地方と中国地方の日本海側(北近畿と山陰地方)
このあたりがノミネートしそうです。
広島は寒冷地には入らないようですが、最低気温が0℃を下回る日もあるので油断はできませんね。
では、寒さに強い庭木から、個人的におすすめしたい木を紹介します。
近年人気の高い花木で、葉が完全に展葉する前に白い花を数多く咲かせるジューンベリー
寒さには強いのですが、夏期の乾燥にはやや弱いという特徴があります。
花以外にも、初夏にたわわに実る果実や、秋の紅葉、美しい樹形と、四季を通じて楽しむことができます。
英名の“Juneberry”は「6月になる果実」を意味していて、生甘い果実は生食に適する他、パイやジャムの材料としても利用されます。
栽培は容易で、シンボルツリーとしておすすめ!
成長は遅めですが、最終的には大きくなります。果実を収穫したい場合は、庭植えで育ててくださいね。
初心者でも育てやすいといわれるヤマボウシ。
果肉はとても甘く生食または果実酒になり、花・果実・紅葉と3回楽しめるので庭木としてとても人気です。
同じ属のハナミズキに比較すると開花時期が遅く、葉が出たあとに枝先に開花するので華やかさは少ないのですが、梅雨どきに花が楽しめるというステキな側面も。
美しい緑の葉が特徴のソヨゴ。
雌雄異株で雌株は10月から11月に果実が赤く熟しますが、雌雄異株なので果実がつくのは雌株だけです。
ちなみに、近くに雄株がない場合は、実がならないこともあります。
自然樹形が美しく、庭にナチュラルな雰囲気をもたらす、人気の高い庭木です。
4〜5月に花を咲かせます。花色は、清楚なピュアホワイト、またはやや黄色味を感じるアイボリーです。
1つ1つの花は小さいのですが、まとまってふわっと見える姿がとっても愛らしい!
満開のときには、みずみずしい葉っぱ全体に雪をまとったような姿を楽しむことができます。
春には若葉と小さな花、夏は青葉、秋には紅葉と、四季を通じて美しい姿を見せてくれる庭木です。
高木ですが、生長速度がゆっくりなので大きくなりすぎる心配は少ないといえます。
紅葉が見どころ。日当たりの良い葉は赤く染まり、日当たりの悪かった葉は黄色くなることが多いようです。
今回は、寒さに強くてシンボルツリーとしても人気の庭木を紹介しました。
植える時は、木の足元に低木や下草を植えると雰囲気がぐっとステキになりますので、合わせてみるのもおすすめです。
新たに庭木を植えたい、剪定したい、撤去したいなど、
庭木に関するご相談もぜひお寄せくださいね!