お家の庭に照明はついていますか?
何だか暗いな…逆に明るすぎるな…と思ったら、見直し時かもしれません。
これからお家を建てる方も、照明を上手に使うことで、デザイン性・機能性をさらに向上させることができます!
では、外構における照明の役割とは何なのでしょうか。
外構における照明には、大きく分けて2つの役割があります。1つはデザインに関わる部分、もう1つは安全性・防犯性といった機能面です。
外構・エクステリアをおしゃれにするアイテムはたくさんありますが、照明もそのうちの1つです。
たとえば、植栽や壁の照明。昼と夜で一味ちがう雰囲気が演出でき、それぞれに楽しめるのは魅力的ですよね。
しかも、照明を付けるだけであれば、大がかりな工事に比べ費用も安く済ませることが可能です。
庭に照明が設置されていると、安全性と防犯性も高まります。明かりが無いと夜の駐車場は暗く、駐車場から玄関までという比較的短い時間では目が慣れる前にお家につく事もあるでしょう。
暗い中を歩くと、転倒リスクも否定できません。周囲を照らして安全な導線を確保することが大切といえます。
また、外構部分に明るさがプラスされると、心理的に空き巣や不審者が近づきにくくなり、防犯性にも一役買う可能性があります。
タイマーや明るさセンサー付きの照明を選ぶことで、付けたり切ったりする煩わしさも心配いりません。
実は、照明も時代による変遷があります。
昔ながらの平屋や少し古めのお家をイメージしていただくとわかりやすいのですが、当時大きな蛍光灯が部屋の真ん中に1つ取り付けられているのが一般的でした。
なんといっても目的は、暗くて動きにくい/危ない空間を照らす事で動けるようにすること。1つの部屋に1つの照明という「一室一灯」の考え方で十分だったのです。
しかし、今では目的に応じた必要最低限の明るさを、必要なところに設置するという「一室多灯」にトレンドが変わってきています。
かたや外構の範囲に取り付けられるライトも、元々は玄関灯や門柱灯など、機能的に必要最低限の灯りをともす「一空間一灯」の考え方でした。しかし、暮らしの質を追求する過程で、「夜」をいかに心地よく過ごすかという観点も大切にされるようになり、機能だけでなく見た目の美しさも重視されるように。
そして、お庭の照明でも「一空間多灯」が求められ、「機能の光」だけでなく「演出の光」も取り入れられるようになりました
美しく演出するために光を使うという考え方も今では一般的になりました。
今回は、「外構における照明の役割」というところから、お庭・外構の「光」の役割やトレンドについてご紹介しました。これからお家を建てる方でも、すでにある持ち家をリフォームされる方でも、お庭や外構にライトを上手に取り入れ、お家空間を心地よいものにしていきましょう!