トベラ

トベラ1
原産国 日本、中国、朝鮮等

常緑で潮風や大気汚染にも強く海岸に近い場所や公園に多く植えられています。葉は幅2〜3cmで先が丸く、表面に光沢があり厚めでやや革質です。葉は乾くと裏側にくるりと巻き込みます。
 4〜5月になると枝先に芳香のある白い小さな花をたくさん咲かせて丸い果実ができます。果実は10月頃に熟して3つに裂け、ねばねばとして糸を引いた赤いタネが中から出てきます。雌雄異株で果実は雌株にできます。

トベラ2

 トベラは節分に悪除けのため枝を扉に挟んだところからトビラノキといわれ、それが転じてトベラとなったといわれています。
 日当たりが良く、腐葉土や堆肥など有機質に富んだやや湿り気のある土を好み乾燥を嫌う樹木です。強い直射日光が当たって乾燥する場所では生育が悪いです。日当たりとやや湿潤な土壌、両方を兼ね備えた場所が理想的で葉も美しく、しっかりとした樹形に育ちます。日当たりを好む陽樹ですが、耐陰性もあり半日陰の場所でも問題なく育ちます。ある程度耐寒性もあり、北は東北南部までなら植栽することが可能です。

 肥料は2月と9月に窒素分が多めの化成肥料を株元に2握りほどばらまいておけばそれ以上は必要ありません。窒素分の多く含まれた肥料を与えるのは枝葉をしっかり生長させるためです。

 剪定に関してですが、若木の時に出てくる樹形を乱す突出した枝は切りますが、それ以外は枝を切る必要はありません。また、芽吹く力が決して強い方ではないのでそういう意味でも放任で育てた方がよいでしょう。枝を整理しなくても樹形は自然にまとまります。