アセビ

アセビ1
原産国 日本 中国

山形、宮城県以南に自生しているの常緑広葉低木です。3〜4月に白色の壺型のスズランや ドウダンツツジ の花に似た花を穂状にたれ下げます。アセビは「悪し実」から来た名と言われています。枝葉に有毒成分が含まれており、馬や鹿などの草食動物が食べると、酔ったようになるので「馬酔木」の字があてられ花前が付けられました。かつては葉を煮出して殺虫剤としても利用されていました。
葉は濃緑色をしており、互生してつきます。秋に、炸果(サクカ)状の果実を付けます。庭木や盆栽などに使われる他、床柱として用いられます。

アセビ_1

花色が淡紅色アケボノアセビ、紅色の濃いベニバナアセビ、葉の縁に白い斑の入るフクリンアセビ、花序の長いホナガアセビ、交雑種のクリスマスチアなどがあります。
日陰にも強く下木や石づき、根締めなどに広く用いられます。下木などでは玉仕立てもよいですが、単植では自然樹形で楽しめます。
植え付けは、3〜5月上旬と9〜10月が適期です。アセビは環境に対する適応能力の高い樹木で、半日陰でもよく育ちますが、腐植質に富み、保水性のある所であれば、日当たりの良いところでもよく育ち花つきもよくなります。ただ、暑さや乾燥が苦手なため西日の当たる場所は避けましょう。植穴は大きく掘り、完熟堆肥十分にすき込み、やや高めに植えます。
アセビは実を付けると株が栄養をとられて消耗し、新芽が伸びにくくなり、翌年の花付きが悪くなるため、花後はすぐに花穂を付け根から切り取るようにします。
放っておいても樹形が自然にまとまり、成長スピードも早くないので、あまり剪定の必要はありません。
基本的に枝を切る作業は花後から花芽分化までの期間(4月〜7月)に行い、それ以降の作業は、枝ごと花芽を切り落とすことになり、翌年は花が咲かなくなってしまいますので注意が必要です。
アセビの太い枝を切り落とした場合、切り口に癒合剤を塗り雑菌が侵入しないようにします。